「エアコンって、外して持っていくものですか?」
「物置は? 庭の石は? ピアノは……?」
売却の契約が近づくと、必ず出てくるのがこの質問。実は、引き渡し後のクレームでいちばん多いのは、価格でも登記でもなく「設備」まわりなんです。
こんにちは。柏市で不動産会社をしている、3姉妹のママです。今日は地味だけどトラブル防止効果バツグンの「付帯設備表」の話です。
ルールはシンプル:「付帯設備表」に書いた通りになる
「エアコンは残すのが常識」「照明は持っていくもの」といった決まりは、実はありません。売買契約のときに作る「付帯設備表」という一覧表に、設備ごとに「残す/撤去する」「故障・不具合の有無」を記入し、書いた通りに引き渡す。それだけです。
逆に言うと、ここをあいまいにすると「エアコンあると思ってたのに」「照明がなくて真っ暗」というトラブルに直結します。
残すか迷ったら、この基準で
エアコン・照明・カーテン:新居で使わないなら残すのが無難。買主さんに喜ばれ、処分費もかかりません
古い設備(10年超のエアコン・給湯器など):残すなら必ず「故障しても保証なし(現状渡し)」と明記
物置・庭石・大型家具・ピアノ:勝手に「残してあげた」はNG。買主さんには処分費のかかる「荷物」かもしれません。必ず事前確認を
いちばん怖いのは「引き渡し後の故障」
引き渡して1週間後に給湯器が壊れたら? ――付帯設備表に「故障なし」と書いてあると、売主さんが修理費を負担する可能性があります(契約不適合責任・設備は引き渡しから7日以内が目安の契約が多い)。
だから、調子の悪い設備は正直に「不具合あり」と書く。恥ずかしいことではなく、それが自分を守る書き方です。
まとめ
・設備を残すかどうかに「常識」はない。付帯設備表がすべて
・迷ったら:使わない設備は残す、大物は事前確認
・古い設備は「保証なし」を明記、不具合は正直に書く
・設備クレームは引き渡し後トラブルの筆頭。表の記入は丁寧に




