こんにちは。3姉妹の子育てをしながら、柏市で不動産会社をやっている美澤です。
「実家、どうしようかと思ってはいるんですけどね……」
相続のご相談で、いちばん多いのがこの言葉です。思い出の詰まった家だから、簡単には決められない。だから「とりあえずそのまま」——実はこれがいちばん多い選択です。
ただ、あまり知られていないのですが、この「とりあえず」には値札がついています。
誰も住まない家に、年間これだけかかる
・固定資産税・都市計画税:年10〜15万円前後
・火災保険:年2〜5万円(空き家は保険料が上がりがち)
・電気・水道の基本料金:年2〜3万円
・草刈り・庭木・換気などの管理:年数万円〜(業者に頼めばさらに)
・通うための交通費
合計すると、年間20〜40万円。「とりあえず10年」で数百万円です。しかも家は住まないほうが早く傷み、価値は少しずつ下がっていきます。
お金だけじゃない、3つの「期限」
①相続登記の義務化——2024年4月から、相続を知った日から3年以内の登記が義務になりました。正当な理由なく放置すると過料10万円以下の対象です。
②「特定空家」指定——管理不全のまま放置して指定されると、固定資産税の住宅用地特例が外れ、税額が最大6倍になることも。
③空き家の3,000万円特別控除——相続した家を売るときの大きな節税特例には、「相続から3年目の年末まで」という期限があります(条件あり)。売るなら期限内が断然有利です。
「売る・貸す・使う」を決めるための、最初の一歩
結論を急がなくてもいいんです。ただ、「今いくらの価値があるか」を知らないままでは、家族会議が進みません。「売るなら1,500万円」と分かって初めて、貸す・使うとの比較ができるからです。
リノーズの無料査定は、売ると決めていなくても大丈夫。遠方にお住まいで柏・東葛の実家を相続した方のご相談も多いです。LINEで「実家のことで相談」と送っていただければ、写真と住所だけでおおよそのお話もできます(不動産の仕事に興味がある方はひとり不動産FCも)。
まとめ
実家をどうするかは、心の問題でもあります。だからこそ、お金の部分だけでも先に数字にしておく。「とりあえずそのまま」の値札を知った上で、ゆっくり決めてくださいね。




